朝は風の唸る音で目が覚めました。
今日は風が強いですね。。。
北海道では雪が降ったと聞きました…。
明日はまた寒くなるとか…(T_T)
こんにちは!キンカメでございます!
そんな天気が悪い日には屋内で修理に集中させて頂きます!
知らない方も多いと思いますのでご紹介させて頂きます。
実は当店、ROLEX・オメガなどの舶来品のオーバーホールも承っております!!!
オーバーホール…分解掃除のことですね。
機械を全部バラバラにして、丁寧に掃除をして、綺麗な状態にしてから組み立てる。
そうすると元気にまた正確に動いてくれるようになります。
というわけで本日は 【ROLEXのオーバーホール】 について書かせて頂きます。
今回は 【DATEJUST】 をオーバーホールしました。
少し前の型ですね。
お客様のお話では、だいぶ長いこと引き出しで眠っていたとのことでした。
状態としては、腐食してサビついていたり、ヒゲゼンマイ切れていたり、風防が傷ついていたり、裏蓋パッキン・リュウズパッキンが伸びきっていたりとだいぶ痛んでおりました。
まずは分解してみました。
このようにたくさんの部品で時計が動いているんですね♪
このうちの1つでも不具合があると、時計が動かなくなったり、遅れたりするのです。
時計を組み立てる際には歯車をなめらかに動かし摩耗をさせないように油を注します。
油は歯車の入るホゾ穴に注油するのですが、多くすぎても少なすぎてもいけないため非常に繊細な作業となります。
この油は非常に柔らかく劣化の少ない良質なものを使用しています。
そして何年も使っていると、この油もいずれ劣化し固まってきて時計の動きを悪くします。
そこでオーバーホールをします!!
時計を分解し、全ての部品に分けた後に専用の洗浄機にかけその劣化した油を綺麗に取り除きます。
綺麗になった部品は丁寧に乾燥させ、部品のチェックを終えてから、新しい油を注油しながら組み立て直します。
今回は先程言ったように、部品もいくつか破損していたため、新しい部品と交換します。
写真にあるようにゼンマイは途中で切れてしまっています。
右上にある袋の中に新しいゼンマイが捲いてある状態で入っています。
裏ブタパッキン・リューズパッキンとも伸びて劣化しています。
3種類のパッキンがあります。
右側にあるのが劣化したパッキンです。
よく見ると伸びて少し大きくなっているのが分かります。
長年使った為、風防(時計の表面のところ)とベルトには無数の細かいキズがついています。
この部分は磨いて綺麗にしていきます。
専用の工具と道具を使い丁寧に磨き上げていきます。
するとこのように綺麗になります♪
組み立て終わり、ケースに入れベルトを着けると完成です。
これでこの ROLEX もまた元気に動いてくれます(^_^)v
ROLEXでなくても、いろいろな時計をオーバーホールできますので、気になりましたら是非キンカメ時計店までお持ち下さいませ!