こんにちは!
キンカメ時計店でございます。
曇ってきましたが、朝は良い天気でしたね♪
武甲山も良い感じだったのでケータイのカメラで撮ってみました。
あったかいと思って動くとすぐ暑くなるような気温。
暖かくなりました。
日も延びてきて18時を過ぎてもまだ明るいですし。
あぁ…川原でBBQをしたい。。。
本日はゼンマイ式の掛け時計の修理が来ましたのでご紹介させて頂きます。
昭和39年に結婚のお祝いでご両親から贈ってもらった時計で大事に使われていた時計だそうです。
しかも当店でお買い求め頂いた時計でした!ありがとうございます(T_T)感激
中を見てみると
近亀時計店の文字がぁぁぁぁ(´▽`*)!!!!!
…????
…アレ?
今と屋号が少し違う?笑
電話番号も市外局番どころか市内局番すら書いてない…(^^;
もとい
贈ってもらってから今までは良く動いてくれていたそうなのですが、
急に止まるようになってしまった、との事でした。
針と文字盤を外して見てみると、全体的に油がなくなり、歯車の芯(ホゾ)が入るホゾ穴がフケてしまっていました。
そのため、歯車がうまく噛み合わなくなってしまい止まる原因になっていました。
ですので、分解掃除とホゾ穴の修理をします。
まずは分解。
バラバラになりましたら、
地板のホゾ穴のチェック。
矢印のある穴に赤いチェックがあります。
赤いチェックがある方向に穴が広がってしまっています。
ピンボケしているのでハッキリ見れませんが…。スイマセン。。。
本来の修理ですと、その広がった方向から地板を叩いて穴をせばめて直す。
という方法なのですが、その方法だとまた同じ方向へホゾ穴がフケやすい為、
当店ではこんな修理をします。
地板の丸いホゾ穴にドリルで穴をあけます。
その穴のサイズピッタリに真鍮でできた棒から加工して作った油溜まり付きのホゾ穴をまた同じ位置に埋め込む方法です。
ではまず古いホゾ穴を取り除きます。
ドリルで正確に。
こんな感じです。
ズレたら終わりです(T_T)
この3個が旋盤で作った、新しい油溜まり付きのホゾ穴です。
これを穴を開けた地板に入れるのですが、その前に全部の部品を金属洗浄用溶剤で綺麗にします。
この様にして丁寧に掃除していきます。
綺麗になったところで下の写真の様に新しいホゾ穴を埋め込んでいきます。
最後に組み立てて、ホゾ穴に新しい油をくれたら少し馴染ませていきます。
あとは音の鳴り方だったり時間の調整をして、修理完了となります。
組み立てた後の写真を撮るのを忘れてしまいました。。。(T_T)
当店に飾っているゼンマイ時計と同じ機械だったのでパシャリ。
針が違いますが、今回の中身と一緒です(^^)♪
これでまた長く元気にお使い頂けると思います!
S様今しばらくお待ちくださいませ。
この様な感じで古い時計の修理も承っております。
では皆さま今週もがんばりましょう(*´▽`*)♪
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