こんばんは!
雨が降って肌寒いような1日でしたね。
最近の暖かさの服装だったら風邪を引きそうになりそうな…。
皆様風邪にはお気を付けくださいませ。
今日は電池交換のお話を。
一般的な腕時計はクォーツ式で、定期的に電池交換が必要となります。
電池が切れてしばらく放置すると、
電池が膨らんだり、液漏れなどの思わぬ影響を引き起こす原因となりますので、
できるだけお早目の電池交換をおすすめします。
りゅうずを引き出して針を止めても電池の消耗はあまり変わりません。
引き出したままにすると誤って曲げてしまったり、
内部に水や汚れが浸入する危険がありますのご注意ください。
腕時計の電池交換はホームセンターや家電量販店などで安値で取り扱ったり、
その気になれば自分でも出来てしまいます。
そんな中、時計修理を専門的に行っていないお店に
電池交換をお願いしたところ、
・壊されちゃったorz
・新タイプやブランド等の時計なので断られた(泣)
というお客様が意外といらっしゃるのです。
そう、電池交換とは非常に特殊な技術が要るものなのです。
たとえば、裏蓋の開閉。
専用の器具と、裏蓋の知識がなければ
開閉の際にかならず蓋あるいは内部を損傷します。
場合によっては取り返しのつかないトラブルも。。。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
たかが電池交換、されど電池交換なのです。
その点、時計屋の電池交換は質が違います。
例えば時計のパッキンは防水性を保つための重要な部品です。
電池交換をする場合は、必ずパッキンのチェックもします。
パッキンには防水性を高める為に、シリコングリスがついています。
パッキンがまだ大丈夫な様であればシリコングリスのみ新たに付けて裏蓋を閉めます。
が、パッキンが伸びていたり、シリコングリスが乾いていたら防水性が落ち、
裏蓋部分から水気が入り故障の原因になります。
当店には特殊なものでなければ在庫がございます。
交換が必要と判断した場合には、新しいパッキンにお勧めさせて頂いております。
クオーツ時計の小型電池には、サイズや寿命などが違うさまざまな種類があり、
時計の機種により使われる電池も異なります。
電池の寿命も、時計の機種と組み込まれる電池によって約1年~10年とさまざまです。
クオーツ腕時計に使用される酸化銀電池には、
含有する亜鉛の腐食を抑え、長期にわたり品質を安定させるため水銀が使われてきました。
しかし、水銀は有害物質のため、
11年には米国メイン州で水銀を使用したボタン電池及びそれを組み込んだ製品の販売が禁止されるなど、
使用制限されました。
当店では環境にも優しいSEIKOの無水銀電池(一般購入不可)を使用しております。
こちらの電池は、
・安定した電圧が長時間持続
・低温・高温環境下(-10℃~+60℃)でも性能安定。
・優れた耐漏液性。
・長時間の保存に適応
など、一般販売用電池とは一線を画しています。
いかがでしょうか。
電池交換の奥深さがお分かりいただけましたでしょうか?
長く使える様に安心・安全の電池交換を是非当店でお試しください☆
『 近亀時計店 』Facebookやってます!!
https://www.facebook.com/kinkametokeiten/
よろしければ「 いいね 」お願いしますm(__)m